供養について
供 養 の 心
『生死を越えた大切な方とのつながり』
大切な方であればあるほど、その方が亡くなった時の悲しみは大きいものであります。しかし、死は故人との関係の終わりではありません。亡くなった後であっても、遺された方々を励まし、支えているケースも多々ございます。手と手を合わせて故人のことを思っている時、故人の思いや願いが遺された方と共に生き続けている時、人は亡くなっても生死を超えて遺された方々の心の中で生き続けていることを感じます。
供養という行いを通じて、生死を超えた大切な方とのつながりを保ち続けるお手伝いをさせていただきます。
月 忌 参 り
『故人をいつまでも忘れないために』
人間は時の流れと共に、あらゆる物事を忘れてしまいます。時には、忘れてはいけないはずの大切な方の存在やいただいた大きなご恩ですら忘れてしまうこともあります。忘れてしまうことで、大切な方の存在やいただいたご恩が無になってしまうのは、あまりにも寂しいことです。
故人のご命日に手を合わせることを習慣とすることで、いつまでも故人を忘れることがなく、皆様の心の中に故人が居続けることができることから、可能な限り、毎月故人のご命日にご自宅にお伺いし、施主様と一緒に手を合わせご供養させていただく月忌参りをお勧めしています。現在、小樽市を中心とした近隣市町村へお伺いしておりますが、遠方であっても可能な限り伺わせていただきます。
法 事
『故人の特別な日に』
供養とは、今生きている私たちが仏さまや故人に供物や花をお供えし、読経や焼香をすることによって、善根(良い行い)の功徳を積むことです。その功徳を回向する(回らし、たむける)ことによって、故人のご冥福を祈り、あわせて自分を含むすべての人が仏道を成就することを願うものです。
人は亡くなり一定期間が過ぎますと、一周忌、三回忌、七回忌などの年回忌がやってきます。ですが、どれも故人にとっては一度きりの特別な日であります。その特別な日にご縁の深い方が故人のために集まり、善根の功徳を回向し、故人のご冥福をお祈りすることはとても大切なことです。
ご法事を希望される方は、お寺と打ち合わせの上、日時を決める必要がありますので、事前にご相談をお願い致します。なお、徳源寺でご法事を行う場合、法事室のほか、本堂においてご本尊様の御前で故人のご供養を行うことも可能です。
葬 儀
『大切な方との最後の時間を真心こめて』
葬儀は故人のご家族やご親戚、ご友人など、ご縁があった方々が、故人と共に過ごした日々に思いをはせ、故人に感謝の念をめぐらし、故人と最後のお別れをする大切な場であると同時に、お釈迦様の弟子として、新たな一歩を踏み出すための旅立ちの儀式でもあります。
大切な方とのお別れは突然やってくることがあります。
もしもの時は曹洞宗の葬儀作法に則り、心を込めて故人をお送りさせていただきます。特に故人にお送りするお戒名は、故人のお名前の一つとして末永く大切にしてほしいものですので、ご遺族と相談の上、少しでも故人のお人柄を表すことができるお戒名をお送りしたいと考えております。小樽市外の北海道内のほか、北海道外であっても場合によっては葬儀にお伺いしたり、お戒名をお送りしたりすることも可能ですので、もしもの際はご連絡いただければ誠心誠意対応させていただきます。
また、「自分の葬儀は子供たちに迷惑をかけたくない」「葬儀のことを相談して少しでも安心したい」など、葬儀に関するお悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。お檀家様はもちろん、特定のお寺とのご縁がない方であっても、最良の選択を模索していくお手伝いをすることは可能かと思いますので、お気軽にご相談ください。
年 間 法 要
『永く紡がれてきた伝統行持を』
年三回、下記の通りの日程で近隣のご寺院様をお招きして、本堂において法要を行っております。
[3月20日 釈尊涅槃会法要]
午後1時00分 | 塔婆供養(ご詠歌による故人やご先祖様のご供養) |
午後1時30分 | お釈迦様涅槃会(お釈迦様がお亡くなりになった日に因んだ法要) |
引き続き | 施食会(お申込みいただいた方のご先祖様のご供養) |
[8月20日 盂蘭盆会法要]
午後1時00分 | 塔婆供養 |
午後1時30分 | 新盆供養施食会(初めてお盆を迎えられる方のご供養) |
引き続き | 満散施食会(お盆最後のご供養) |
[10月20日 釈尊成道会法要]
午後1時00分 | 塔婆供養 |
午後1時30分 | お釈迦様成道会(お釈迦様がお悟りを開かれた日に因んだ法要) |
引き続き | 施食会 |
年三回の法要は、徳源寺で100年以上続く伝統的な行持であり、複数の僧侶で本堂にてお参りをする貴重な機会となっております。お檀家様に限らず、どなた様でも御参詣は可能となっておりますので、御参詣を希望される方は、法要開始前までにお越しください。お一人でも多くの方の御参詣を心よりお待ちしています。
永 代 供 養
『永年にわたるご供養を』
徳源寺における永代供養は、本堂の永代供養帳にお名前を記帳し、永年にわたりご供養をさせていただいております。少子高齢化や核家族化が進み、「後継者がいないので自分の死後、供養してくれる人がいない」「後継者が遠方にいるので、今までのような供養が難しい」などのご相談をいただく機会と永代供養の需要が増えてきているように感じます。「早く安心をしたい」という思いから、ご生前中にお申込みをいただく方も多くいらっしゃいます。
永代供養の詳細につきましては、直接お伝えさせていただきますので、お申込みを検討されている方は、お気軽にご相談をお願いします。